黒川鶏冠山

[ 登頂記]
戦国時代に開発された「黒川金山」は黒川谷にあり、武田家の重要な収入源であったことは間違いないらしいが、埋蔵量や時期などは伝説でしか知られていない。その黒川山とその隣の鶏冠山に登った。
JR塩山駅から土/日に1本しか出ていない柳沢峠・落合行きのバスで終点の落合に行き、国道411号線を柳沢峠方向に300mほど戻ったところが鶏冠山登山口だ。川を渡って数軒の集落の中を登って行くが、その先は檜や広葉樹の木々の中を防護ネットが整備された道を歩く。
最初の分岐、鶏冠山横手山分岐では鶏冠山方面の方がお勧めだ。道は狭くて石ころも多いが、この北面の道は全体を覆う自然林や足元の苔類の美しさが素晴らしい。
鶏冠山分岐の前に黒川金山跡への分岐があるが、2.4キロの往復が必要。鶏冠山分岐から鶏冠山へは岩場を登っていくが、頂上が分かりにくいので鶏冠山神社をゆっくりを探した方がよい。
鶏冠山分岐から黒川山の南側を巻く道を進むと黒川山分岐に着き、その横に黒川山三角点・見晴台がある。見晴台からは大菩薩嶺などの大展望が開け、昼食を取るには最高の場所だ。
帰りは、横手山峠を経由してカラマツ林の道を分岐まで戻るが、全体にゆったりした道が長く続いていて、落合集落を目指して下山する。
[ 登山ルート]
落合バス停–鶏冠山登山口–鶏冠山横手山分岐–鶏冠山分岐–鶏冠山頂上–鶏冠山分岐–黒川山分岐–鶏冠山横手山分岐–鶏冠山登山口–落合バス停
[交通]
JR塩山駅から大菩薩峠登山口経由柳沢峠・落合行きバスで終点落合まで(帰りは逆)

 

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